今年(2023年度)は「特別展 恐竜博2023」「特別展 古代メキシコ」など博物館で開催される展覧会のプロデューサー業務を担当しました。(展覧会の企画、広報、図録制作、グッズ制作、運営など)
いずれも一人で全てを決定するわけではなく、博物館・美術館の学芸員や、共催他社のプロデューサー、発注先の業者など、関係者全体で議論し検討します。
「この展覧会ではどんなチラシビジュアルが良いか」「どのようなグッズが売れそうか」など、展示する作品の知識だけでなく色々なアイデアや、時には流行の情報までも求められます。
その中で、自分の提案したアイデアが形になる瞬間は、とてもやりがいを感じます。
一方で、どんなアイデアも展示作品の知識に裏打ちされたものには敵いませんので、たとえ不得意なジャンルを担当したとしても、都度勉強しなければならないのは大変かもしれません。
大学では体育会のスキー部に所属していました。
スキー部では子供向けのスキー教室を開催していましたので、イベントの企画、運営、広報、予算管理といった経験をすることができました。
マスコミ業界を志望する中で、マスコミだけどイベントの専門会社、ということに興味を持ちました。
スポーツ系のイベントも実績がありますので、スポーツイベントを志望しました。
マスコミのイベントプロデューサーというと、とても華やかなイメージがあるかもしれませんが、取り扱うイベントは「展覧会」や「コンサート」など真面目なものが多いのです。
時にNHKの番組チームと働いたり、博物館に出入りしたり。色々な業界と接点のある人たちと協働します。
硬すぎず柔らかすぎない雰囲気が、私にはとても働きやすい職場に思えます。
一見難しく見えるものも、とにかく向き合って理解していくことから始まります。
どんなことでも面白さを見出せる、知的好奇心が旺盛な方は向いていると思います。