▼「NHK音楽祭」など、主にクラシックコンサートの制作・広報・運営業務
お客様に喜んでもらえるコンサートにするために、出演者や演奏曲などの内容は、関係各所と相談を重ねて決めていきます。内容が決まったら、チラシや当日配るプログラムなど、印刷物の作成もします。手に取る方に魅力を感じてもらえるよう、デザイナーの方とよく話し合いながら作っています。
準備は大変なこともありますが、公演当日に客席から大きな拍手が聞こえてきたときや、終演後のお客様の笑顔を見たときには本当に嬉しい気持ちになります。
東京での公演だけでなく、北海道から九州まで出張し、各地を代表するオーケストラとお仕事をしたり、海外のオーケストラを招聘することもあります。
私は、もともとクラシック音楽に詳しくなかったため、初めは知らないことが多く、焦りを感じることもありました。しかし音楽に触れる機会が増え、演奏に感動したり、好きな作曲家ができて普段から聴くようになったり、自分にとっては新しい楽しみとなりました。まだまだ勉強の日々ですが、楽しんで取り組んでいます。
学部、修士課程ともにドイツ文学を専攻していました。文学作品だけでなく、ドイツ語圏の文化や芸術に興味を持って研究していました。
また、博物館の仕事に興味があったため、学芸員の勉強をしたり、考古学研究会に入り遺跡の発掘や講演会に参加していました。
課外活動では、歌舞伎研究会というサークルに所属し、歌舞伎を学び、観劇したり文化祭で実演したりしていました。文化祭では、出演者として演技するほか、裏方として仕事をすることもありました。会場を予約し、大道具さんや衣裳さんへのお願い、搬入搬出の調整、時には協賛のお願いをして回るなどして、仲間と協力して舞台を支えました。規模は違いますが、今の仕事にも繋がることをしていたと思います。
舞台や伝統文化に対する興味が強く、学生時代はサークル以外でも、日本舞踊や三味線の稽古に没頭するなど、とにかく好きなことに熱中して過ごしていました。
学生時代から興味のあった「古典芸能」、「博物館」に関係する業種を探していました。
NHKプロモーションは芸能や舞台芸術、コンサート、展覧会企画など、私の興味のあることや、これから興味を持てそうなことに、仕事として関わることができる会社だと思ったため、志望しました。
アットホームな雰囲気で穏やかな人が多く、自然と楽しい会話が生まれる職場です。
また、趣味を持っている人が多いと思います。例えば、私があまり詳しくない「落語」について知りたかったとき、職場で落語好きな方に話を聞いたら、落語の魅力、おすすめの演目などを沢山教えていただきました。趣味を仕事に活かしている人もいると感じます。
様々な分野のイベントに関わるため、フットワークが軽く、いろいろなことに興味を持って取り組める人が向いていると思います。
また出張が多く、初めて会う外部の人と仕事をする機会も多々あるため、旅好きで、初対面の人ともすぐに打ち解ける、人当たりの良い人も向いていると思います。