
牧阿佐美バレヱ団『白鳥の湖』第2幕をご紹介いたします。
チャイコフスキーが作曲した『白鳥の湖』はクラシック・バレエ不朽の名作です。舞台は中世ドイツ。ジークフリード王子と、悪魔ロットバルトの手により白鳥の姿に変えられ夜の間しか人間に戻ることができない娘オデットの愛の物語です。
2026年に創立70周年を迎える牧阿佐美バレヱ団が上演するバージョンの演出・振付は三谷恭三(テリー・ウェストモーランド演出・改訂振付に基づく)。1895年、ロシアのマリインスキー劇場で初演されたプティパ/イワノフ版を原振付とし、英国の流れも汲んだ由緒正しき舞台です。第2幕湖畔の場面においても、オデットとジークフリード王子との出会いの会話が雄弁なマイムでつむがれるなど伝統が重んじられ品位と格式を備えています。
オデットと王子のグランアダージョ、白鳥たちの一糸乱れぬ群舞など見どころがたっぷり。古典の様式美の極みをご堪能ください。

