特別展「地獄絵ワンダーランド」

特別展「地獄絵ワンダーランド」
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展覧会概要

 約2500年前、釈迦はこの世を生死輪廻が繰り返される「迷い」の世界と見ました。科学が進んだ現代も、戦争や災害、貧困などが絶えず、この世は混迷の度を深めています。真実に目覚めることで、迷いの世界から解脱して、涅槃(悟り)の境地に至る教えが釈迦の教えであり、仏教という宗教としてアジアを中心に汎く展開しました。
 仏教は自己の行為の責任を厳しく問います。業(行為)の思想が各地域の他界観念と結びつき、仏教独特の来世観を生み出しました。日本においては、平安時代に恵心僧都源信が『往生要集』を著したことを契機に、来世への希求と不安は一層強固になりました。悪行をなせば、六道輪廻の悪循環から抜け出せず、現世よりもっと酷い苦界へ堕ちること必定と聞けば、怖れと不安と絶望の闇へと突き落とされる。六道のなかでも地獄が突出して恐ろしい世界として微に入り細にわたって描かれ、絵画・彫刻・工芸などの多彩な作品へと結晶していきます。

 誰しも苦しみから救われたいと願わずにはいられません。六道輪廻から抜け出し、苦悩のない安らかな世界に往生できればどんなにありがたいか。そうした人々の切なる願いを源泉として、来迎図や浄土図といった壮麗な浄土教美術が発達しました。
 この展覧会は、「怖れ」と「憧れ」の象徴としての地獄と極楽の美術を通じて、日本人が抱いてきた死生観・来世観を辿るものですが、なかでも近世以降、民間で描かれた様々な地獄極楽図は「たのしい地獄絵」といわれるような展開を遂げたものもあり、ここではこれらにも焦点をあて、「地獄絵ワンダーランド」を楽しんでいただきます。

※会期中、展示替えを行います。

展覧会情報

東京展(終了しました)

会場 三井記念美術館
〒103-0022 東京都中央区日本橋室町2-1-1 三井本館7階
会期 2017年7月15日(土)~9月3日(日)
前期:7月15日(土)~8月6日(日) 後期:8月8日(火)~9月3日(日)
主催 三井記念美術館、NHK、NHKプロモーション
協力 日本写真印刷


京都展(終了しました)

会場 龍谷大学 龍谷ミュージアム
〒600-8399 京都市下京区堀川通正面下る(西本願寺前)
会期 2017年9月23日(土・祝)~11月12日(日)
主催 龍谷大学 龍谷ミュージアム、産経新聞社、京都新聞、NHK京都放送局、NHKプラネット近畿
特別協力 浄土真宗本願寺派、本山 本願寺
後援 京都府、京都市、京都府教育委員会、京都市教育委員会、(公社)京都府観光連盟、(公社)京都市観光協会、KBS京都、エフエム京都
特別協賛 (公財)仏教伝道協会
協賛 日本写真印刷
制作協力 NHKプロモーション


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