第178回 NTT東日本
N響コンサート<終了しました>

公演概要
「音楽はコミュニケーション」をコンセプトに、NTT東日本の社会貢献活動として、30年を超える実績を誇る「NTT東日本 N響コンサート」。今回は、ロシアの作曲家の中でも特に人気の高い2人、チャイコフスキーとラフマニノフの代表作を堪能するプログラムをお送りします。
前半は、ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番。ソチオリンピックでの浅田真央選手の迫真の演技でこの曲をご存知の方も多いでしょう。そのドラマティックな旋律から国内外の多くのフィギュアスケーターに選ばれることが多いだけでなく、映画やテレビドラマ、CMにも使われ、ポピュラー音楽の分野でも様々にアレンジされるなど、人気の高い作品です。自らも優れたピアニストであったラフマニノフがソリストとして初演・大成功を治め、彼に作曲家しての名声をもたらしました。また、今年2021年はその初演からちょうど120年目を迎えるメモリアルイヤーでもあります。ピアニストにとっては高い技術が要求されるこの曲で今回ソリストを務めるのは、日本を代表するピアニストの一人・清水和音。1981年に弱冠20歳にしてロン=ティボー国際コンクール・ピアノ部門での優勝およびリサイタル賞の受賞以来常に第一線で活躍を続け、今年デビュー40年を迎えたベテランです。
国内外での著名なオーケストラへの客演の他、リサイタル、室内楽、録音などその活動のいずれもが高い評価を受けており、N響のステージにも度々登場しています。定評のある清水によるラフマニノフ2番、円熟の演奏が期待されます。
後半は、チャイコフスキーの交響曲の中で最も人気の高い第6番「悲愴」。この曲はチャイコフスキーが自身の最高傑作と語ったとも伝えられる、生涯最後の大作です。多くの交響曲と違い、暗く静かに始まり、途中でダイナミックな展開を見せながらも静かに消え入るように終わる独創的なこの曲は、作曲家が初演のわずか9日後に急死したことも相まって様々な憶測を呼びました。指揮はN響の正指揮者であり、NTT東日本 N響コンサートにも度々登場して数々の名演を残した日本指揮界の重鎮・尾高忠明。今回、名曲でありながら演奏者にとっては難曲とされる「悲愴」をどのように盛り上げてくれるのか、楽しみです。
ロシアの2大作曲家による数多くの名作の中でも傑作として名高い2曲を揃えたプログラム。今回も、出演者・プログラム共に、クラシック・ビギナーからマニアまで、どなたにもお楽しみいただける内容です。
公演情報
配信日時 | 2021年12月4日(土)14:00~12月12日(日)23:59 ※視聴券販売は12月12日(日)18:00まで |
---|---|
収録場所 | 東京オペラシティ コンサートホール |
出演 | 指 揮/尾高忠明 ピアノ/清水和音 管弦楽/NHK交響楽団 |
曲目 | ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番ハ短調作品18 ~休憩~ チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調作品74「悲愴」 |
主催 | NTT東日本 |
視聴料 | 1,000円(消費税込) |
配信メディア | PIA LIVE STREAM https://w.pia.jp/t/nttenhksym178/ 11月2日(火)10:00~発売 eXeLAB https://info.exelab.jp/ticket/nkyo 11月20日(土)10:00~発売 ※パブリックビューイング付きチケットも発売予定(枚数限定) |
配信チケット購入・ 視聴に関する お問い合わせ |
PIA LIVE STREAM 電話:017-718-3572 メール:event@linkst.jp(平日10:00~18:00) PIA LIVE STREAMご利用ガイド:https://t.pia.jp/pia/events/pialivestream-userguide eXeLAB 電話:03-5577-5956 お問い合わせフォーム:https://exelab.jp/settings/service_info/inquiry eXeLABヘルプセンター:https://support.exelab.jp/hc/ja |
お問合せ | NHKプロモーション 03-5790-6423(毎週月曜日11:00~17:00 ※9月20日、10月11日を除く) |
出演者
![]() |
尾高忠明(指揮) 1947年生まれ。国内主要オーケストラへの定期的な客演に加え、ロンドン交響楽団、BBC交響楽団、ベルリン放送響など世界各地のオーケストラに客演。 |
---|
![]() |
清水和音(ピアノ) 完璧なまでの高い技巧と美しい弱音、豊かな音楽性を兼ね備えたピアニスト。 |
---|
![]() |
NHK交響楽団 NHK交響楽団の歴史は、1926年10月5日にプロ・オーケストラとして結成された新交響楽団に遡る。その後、日本交響楽団の名称を経て、1951年に日本放送協会(NHK)の支援を受けることとなり、NHK交響楽団と改称。この間、ドイツからジョセフ・ローゼンストックを専任指揮者として迎え、日本を代表するオーケストラとしての基礎を築いた。演奏活動の根幹となる定期公演は1927年2月20日の第1回予約演奏会に始まり、第2次大戦中も中断することなく続けられた。以来、今日に至るまで、ヘルベルト・フォン・カラヤン、エルネスト・アンセルメ、ヨーゼフ・カイルベルト、ロヴロ・フォン・マタチッチなど世界一流の指揮者を次々と招聘、また、話題のソリストたちと共演し、歴史的名演を残している。 |
---|