第176回 NTT東日本
N響コンサート<終了しました>

第176回 NTT東日本

公演概要

「音楽はコミュニケーション」をコンセプトに、NTT東日本の社会貢献活動として、30年を超える実績を誇る「NTT東日本 N響コンサート」。今回は、前半と後半でがらりと雰囲気を変えながらも、いずれも名曲揃いのコンサートをお楽しみいただきます。

前半は華やかなオペラの名曲から。数あるオペラ序曲の中でも最もポピュラーな1曲、グリンカ「ルスランとリュドミラ」序曲で幕を開けます。そしてソリストにヴァイオリンの松田理奈を迎え、魅惑的な女性が主人公のオペラから2曲、マスネ「タイスの瞑想曲」、サラサーテ「カルメン幻想曲」をお送りします。有名な「タイスの瞑想曲」は同名のオペラの間奏曲で、娼婦タイスが修道士アタナエルの説得に応じ、信仰の道に入る決意をする場面で、彼女の心情の変化が甘美なヴァイオリンのメロディーによって奏でられる名曲です。「カルメン幻想曲」は、ビゼーのオペラ「カルメン」の中の数々の有名なメロディーをモチーフに、名ヴァイオリニストでもあったサラサーテがヴァイオリンとオーケストラのために書いた曲で、ヴァイオリンの超絶技巧が味わえる作品です。松田理奈がヴァイオリンでどんな魅力的なタイスとカルメンを演じるかが楽しみなプログラムです。

後半はN響の伝統とも言えるドイツ音楽の神髄を味わえる、ブラームス作曲交響曲第1番をお送りいたします。意外にもNTT東日本 N響コンサートでこの名曲が演奏されるのは2000年の第151回以来。これぞN響!というサウンドをじっくりとお聴きいただける、王道の「N響のブラ1」をお贈りします。

今回の指揮者・ソリストには、NTT東日本 N響コンサート初登場ながら、既に人気・実力の両方を兼ね備えた2人を迎えます。古くはあの小澤征爾も征した名高いブザンソン国際指揮者コンクールでの1990年の優勝以来、国内外で確かな実績を積み、現在はびわ湖ホール芸術監督、リューベック歌劇場首席指揮者等の重責を務める沼尻竜典。オペラにもドイツ音楽にも造詣の深い彼ならではの今回のプログラムを、N響と共にどのように聴かせてくれるのかが楽しみです。ソリストには小学生の頃から各種の権威あるコンクールで優勝を重ねるなど早くからその才能を開花させ、国内外の著名オーケストラとの共演、2006年初の全国ツアーでの新人アーティストとしては異例の完売など、人気・実力共充分な実績を積み重ねている松田理奈。自らも魅力的な大人の女性に成長した彼女の、タイスとカルメンも聴きどころです。

今回も、出演者・プログラム共に、クラシック・ビギナーからマニアまで、どなたにもお楽しみいただける内容でお届けします。

公演情報

日時
2019年10月30日(水)
開場:18:30 開演:19:00
会場 東京オペラシティ コンサートホール
出演 指 揮/沼尻 竜典
ヴァイオリン/松田 理奈
管弦楽/NHK交響楽団
曲目 グリンカ/歌劇「ルスランとリュドミーラ」序曲
マスネ/タイスの瞑想曲
サラサーテ/カルメン幻想曲
   ~休憩~
ブラームス/交響曲第1番ハ短調作品68
主催 NTT東日本

出演者プロフィール

沼尻 竜典 (指揮)
Ryusuke NUMAJIRI, conductor

びわ湖ホール芸術監督、
トウキョウ・ミタカ・フィルハーモニア音楽監督、
リューベック歌劇場首席客演指揮者。


1990年ブザンソン国際指揮者コンクール優勝。ロンドン交響楽団、モントリオール交響楽団、ベルリン・ドイツ交響楽団、ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団、フランス放送フィルハーモニー管弦楽団、トゥールーズ・キャピトル管弦楽団、ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ交響楽団、トリエステ歌劇場管弦楽団、シドニー交響楽団等欧米各国のオーケストラを指揮。国内ではNHK交響楽団を指揮してのデビュー以来、新星日本交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、群馬交響楽団、日本センチュリー交響楽団のポストを歴任。
1995年、自ら結成したトウキョウ・モーツァルトプレーヤーズ(現トウキョウ・ミタカ・フィルハーモニア)と共に、三鷹市芸術文化センターを拠点に活動を開始。「ベートーヴェン交響曲全集」をはじめ数々の録音も高く評価されている。オペラ指揮者としては1997年に《後宮からの誘拐》でデビュー、近年では、ケルン歌劇場、バイエルン州立歌劇場、ベルリン・コーミッシェ・オーパー、バーゼル歌劇場、シドニー歌劇場等へも客演。また、びわ湖ホール、リューベック歌劇場でも数々のプロダクションを成功に導いている。2011年夏にはサイトウ・キネン・オーケストラへデビュー、バルトーク《中国の不思議な役人》で成功を収めた。

2014年1月にはオペラ《竹取物語》を作曲・世界初演、国内外で再演されている。

2017年紫綬褒章受章。

(2018年8月現在)

松田 理奈(ヴァイオリン)
Lina Matsuda, Violin

東京芸術大学音楽学部附属音楽高等学校卒業後、桐朋学園大学ソリスト・ディプロマコースにて研鑽を積み、2006 年ドイツ・ニュルンベルク音楽大学に編入。2007 年に同大学を卒業、2010 年には同大学院を首席にて修了。1999 年に初ソロリサイタルを開催した後、2001 年第 10 回日本モーツァルト音楽コンクールヴァイオリン部門第1位、同コンクール史最年少優勝。2002 年にはトッパンホールにて「16才のイザイ弾き」というテーマでソロリサイタル開催。2004 年、第 73 回日本音楽コンクール第1位。併せてレウカディア賞、鷲見賞、黒柳賞受賞。2007 年、サラサーテ国際コンクールにてディプロマ入賞。第 12 回ホテルオークラ音楽賞、秋吉台音楽アカデミー賞受賞、2013 年新日鉄住金音楽賞受賞。

これまでにNHK交響楽団、東京交響楽団、東京都交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、神奈川フィルハーモニー管弦楽団、札幌交響楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団、ハンガリー国立フィルハーモニー管弦楽団、ヤナーチェク・フィルハーモニー室内管弦楽団、ベトナム交響楽団など数々のオーケストラや著名指揮者と共演。
2006 年ビクターエンタテインメントよりデビューアルバム『ドルチェ・リナ~モーツァルト 2 つのヴァイオリン・ソナタ他』をリリース。全国ツアーを各地完売で沸かせた後、2008 年巨匠パーヴェル・ギリロフと録音した『カルメン』、2010 年には紀尾井ホールにて清水和音とのリサイタルをライブ収録した『ラヴェル・ライブ』をリリースした。同年収録のイザイの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ全曲集は、「レコード芸術」誌上にて特選盤に選ばれた。そして、2018 年 5 月にはブラームスとフランクのソナタを収録した 5 枚目のアルバムをリリースした。

(2018 年 5 月現在)

NHK交響楽団
NHK Symphony Orchestra, Tokyo

NHK交響楽団の歴史は、1926年10月5日にプロ・オーケストラとして結成された新交響楽団に遡る。その後、日本交響楽団の名称を経て、1951年に日本放送協会(NHK)の支援を受けることとなり、NHK交響楽団と改称。この間、ドイツからジョセフ・ローゼンストックを専任指揮者として迎え、日本を代表するオーケストラとしての基礎を築いた。演奏活動の根幹となる定期公演は1927年2月20日の第1回予約演奏会に始まり、第2次大戦中も中断することなく続けられた。以来、今日に至るまで、ヘルベルト・フォン・カラヤン、エルネスト・アンセルメ、ヨーゼフ・カイルベルト、ロヴロ・フォン・マタチッチなど世界一流の指揮者を次々と招聘、また、話題のソリストたちと共演し、歴史的名演を残している。2016年、創立90周年を迎えた。
近年NHK交響楽団は、年間54回の定期公演をはじめ、全国各地で約120回のコンサートを開き、その演奏は、NHKのテレビ、FM放送で日本全国に放送されるとともに、国際放送を通じて欧米やアジアにも紹介されている。また、2013年8月にはザルツブルク音楽祭に初出演、2017年春にベルリン、ウィーンをはじめ、ヨーロッパ主要7都市で公演を行うなど、その活動ぶりと演奏は国際的にも高い評価を得ている。

現在N響が擁する指揮者陣は、首席指揮者パーヴォ・ヤルヴィ、名誉音楽監督シャルル・デュトワ、桂冠名誉指揮者ヘルベルト・ブロムシュテット、桂冠指揮者ウラディーミル・アシュケナージ、正指揮者 外山雄三、尾高忠明。

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