トピックス

演目順のお知らせ

2018年4月6日(金)

いよいよ4月7日(土)に本番を迎えるNHKバレエの饗宴2018。
演目順、上演時間(目安)は下記をご覧ください。

キャスト表

 ※画像をクリックすると、PDFが開きます。

放送予定のお知らせ

2018年4月5日(木)

NHKバレエの饗宴2018は、5月20日(日)午後9時から「クラシック音楽館」〈Eテレ〉で放送する予定です。
是非ご覧ください。

公演直前インタビュー
平山素子が語る新作『Chimaira/キマイラ』

2018年3月28日(水)

4月7日(土)のバレエの饗宴2018で初演を迎える『Chimaira/キマイラ』。この作品の振付を担当し、自身も出演される平山素子さんに、作品への思いを語っていただきました。
聞き手:高橋森彦(舞踊評論家)

――キマイラとはギリシャ神話に出てくる生き物で、ライオンの頭部、山羊の胴体、蛇の頭の尾を持っています。それを作品名にしたのはどうしてですか?

『キマイラ』というタイトルには、未知の感覚に呑み込まれながら、美しく生き抜いていく力を示したいという願いをこめており、言葉の響きも気に入っています。私は自分のダンススタイルに固執していません。時代や興味にマッチしたものであれば、いつでも変化を受け入れたいと思っています。平昌五輪でアスリートがぎりぎりまで体を酷使している姿を見ていると燃えてきました。自分がまだ出会っていないキマイラがあるんじゃないかなと。人間は病気や怪我をしてもリカバーする際に必ず前より少し強くなる。そのような力を考えると、新しいものを生み出すためには強くないとできません。

――音楽はフランスの作曲家アンリ・デュティユー(1916-2013年)の変奏曲「メタボール(5つの変遷)」(1964年)です。なぜこの曲を選んだのですか?

リサーチを重ねる過程で出会ってしまいました。まさに新陳代謝のようで、聴いていると体温が上がっていく気分になります。前衛性を感じさせつつ繊細な響きがあり、フランス印象主義のラヴェルやドビュッシーの影響を受けながらデュティユーが従来の主題と変奏という概念にとらわれず、より自由を目指した曲だと思います。メタボールは私にとって刺激的な身体表現が誘発される可能性を感じています。演奏機会は多くないはずですので、オーケストラの皆さんとも緊張感のある関係が現れるのではないかと楽しみにしています。また、現代音楽は分かり難いと思っている方に視覚・聴覚の情報を織り交ぜて提案し『凄くいい曲じゃないか!』と感じていただきたいと思っています。

――小㞍健太さん、鈴木竜さん、堀田千晶さんという欧州での舞台経験も豊富な方々と一緒に踊ります。どのようにクリエイションされるでしょうか?

皆優れたダンサーであると同時に作家でもあり信頼しています。健太さんは情緒的で洗練された踊り手。竜さんは体が柔らかく器用でクリエイションに前向き、千晶さんとは初めてですが、私の提案に思い切って臨んでくれる潔い方です。『4人とも異種』であることを念頭に置き、音の色彩的変化に反応しながら、ソロ、デュオ、トリオ、カルテットなどをパズルのように展開し、互いの身体の異質を受け入れながら、その影響を糧に混ざり合いとどまることなく進化する人体を立ち上がらせたい。彼らの潜在的な資質を探し出せるか、そして、それに私が応えられるかが勝負です。今、緊張感と充実感と、そして肉体疲労とが織り交ざるクリエイション中です。

――今までに多くの作品を創られてきましたが、創作の喜びはどこにあるのでしょうか?

作品を創る前にたくさんのリサーチをします。知識と好奇心がとても広がります。観客の皆様も、たとえば「メタボール」を聴き『素敵な曲だったから音楽について調べてみよう』と興味を広げていただければと思っています。ダンサーは自分以外の“分からないもの”に変化できる特権があります。憧れのようなものです。私は“あやかし”というものが好きなのですが、常に舞踊を通してそのようなものに出会いたいと願っています。肉体のリアリティを感じながらも舞踊という空気みたいなものが竜巻のように現れ、ふわっと去ってしまう。このあとの余韻を信じたいのかもしれません。私にとっての創作の喜びは、舞踊を通してまだ見ぬ現象を起こすことです。

――「NHKバレエの饗宴2018」唯一の新作初演に向けての意気込みをお聞かせください。

私たち4人のメソッドのベースはバレエですし、その理論と美学を信じています。ダンス・クラシックの技術の積み上げからの変容アプローチにはやはり不思議な強度を感じます。それを新種の創造のために使い、いろいろな経験をしてチャレンジしたい。この「バレエの饗宴」で定番の古典演目だけではなく、新作が入るのは期待していただいているということでしょうから誇らしく思います。クリエイションの最中はいつも妄想ばかり膨らんでは悩み『できるのかな…』と不安に駆られるのですが、ダンサーたちと最後まで走り続け、極上の作品を日本から世界に向けて発信したいと思います。

Flowers of the Forestの見どころ

2018年1月30日(火)

NHKバレエの饗宴2018、最後にご紹介するのは吉田都&マティアス・ディングマン&スターダンサーズ・バレエ団です。
上演するのはデヴィッド・ビントレー振付の「Flowers of the Forest」。ビントレーの振付初期の秀作で、アーノルドとブリテンというイギリスを代表する作曲家の音楽を用い、スコットランドの歴史や人々の気質などを美しく時にユーモアを交えながら描きます。出演は、イギリスやアメリカのモダンバレエをいち早く日本に紹介し、今も多彩なレパートリーを誇るスターダンサーズ・バレエ団。そして作品中のパ・ド・ドゥを吉田都さんとマティアス・ディングマンさんが踊ります。吉田さんは2014年のバレエの饗宴以来の登場。ファンの皆さんには見逃せない舞台になります。そしてマティアスさんは、すばらしいバレエテクニックでヴァルナ国際バレエコンクールで金賞を受賞後、英国バーミンガム・ロイヤルバレエ団のプリンシパルに駆け上がった若き俊英です。吉田さんとどんなパートナーシップを見せてくれるのでしょうか!

平山素子さん振付の新作「Chimaira/キマイラ」を紹介

2018年1月29日(月)

今回は平山素子さん振付の新作「Chimaira/キマイラ」をご紹介します。
キマイラとはギリシア神話に出てくる怪物の名前。いろいろな生命が掛け合わさっているもので、醜い怪物というよりは幻想絵画のような美しいイメージを持っている、と平山さんは話しています。使用する音楽はフランスの現代作曲家アンリ・デュティユーの「メタボール」。刺激的な音楽に乗せて果たしてどんな世界が展開するのか?平山さん自身も舞台に立つほか、小㞍健太さん、鈴木竜さん、堀田千晶さん、コンテンポラリーダンス界の精鋭たちが集う舞台です。日本を代表する振付家平山素子さんのNHKバレエの饗宴デビュー作、乞うご期待!

「ラ・バヤデール」から“影の王国”を紹介

2018年1月26日(金)

今回は東京バレエ団による「ラ・バヤデール」から“影の王国”を紹介しましょう。
「ラ・バヤデール」はクラシックバレエの名作中の名作。なかでもこの「影の王国」は、独立して上演されることもある、見せ場満載の名場面です。
主人公の舞姫ニキヤは、戦士ソロルと恋仲。しかし恋敵の仕組んだ罠によって命を落とします。悲嘆にくれるソロルは、悲しみを紛らわせようとアヘンを吸います。「影の王国」は、このアヘンに酔ったソロルが見た幻覚の世界の物語です。
白いクラシックチュチュに身を包んだ精霊たちが、まるで黄泉の国から降りてくるようにゆっくりとスロープを降りてきます。永遠に繰り返されるかのようなムーブメントと全員が揃って披露する一糸乱れぬ群舞は、あらゆるクラシックバレエ作品の中でも屈指の見せ場。海外公演でも絶賛を浴びた東京バレエ団の圧倒的な群舞の美しさは必見です。そしてソロルは、幻覚の中、蘇ったニキヤとパ・ド・ドゥを踊ります。ニキヤはバレエの饗宴初登場となるプリマバレリーナ上野水香さん。ソロルは柄本弾さん。バレエ団を代表するお二人の息のあったパ・ド・ドゥは必見です。また3人のソリストによるバリエーションも注目。層の厚い東京バレエ団のソリストの中で誰がキャスティングされるのでしょうか。クラシックバレエの魅力満載の「ラ・バヤデール」どうぞお見逃しなく!

「くるみ割り人形」第2幕からの見どころ

2018年1月25日(木)

4団体が出演するNHKバレエの饗宴2018。どんなラインナップなのか、4回に分けてご紹介していきます。

まずは新国立劇場バレエ団の「くるみ割り人形」第2幕から。
「くるみ割り人形」は言うまでもなく世界中で愛される名作バレエのひとつ。上演するのは昨秋話題となった、ウエイン・イーグリングの新振付によるバージョンです。第2幕は、お菓子の国を訪れた王子とクララを歓迎する、祝祭の場面。スペインの踊り、アラビアの踊り、中国の踊り、ロシアの踊り、そして花のワルツなどなど、チャイコフスキーの超名曲のオンパレードで、華やかな踊りが次々と繰り広げられます。そして今回クララを踊るのは木村優里さん、王子は井澤駿さん。秋の新国立劇場での上演時にはなかったキャスティングでお届けします。長身で優雅なたたずまいが魅力のお二人による、繊細でダイナミックなパ・ド・ドゥに期待が高まります。NHKバレエの饗宴はもちろんオーケストラによる生演奏。チャイコフスキーの豪華で甘く切ない名旋律に乗せて舞う、新国立劇場バレエ団のダンサーたちの舞台にご期待ください!

「バレエの饗宴2018」の情報を掲載

2017年12月8日(金)

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