柚木沙弥郎 永遠のいま

展覧会概要

 惜しまれつつも、今年1月に101歳の生涯を閉じた、東京出身の染色家、柚木沙弥郎。型染の第一人者であり、自由でユーモラスな形態と、美しい色彩が心地よく調和したその作品は生命力にあふれ、見る人を惹きつけてやみません。戦後、職を得た大原美術館で、柳宗悦らによる民藝運動に出会い、芹沢銈介のもとで、染色家としての道を歩みはじめた柚木は、1990年代以降は、染色作品を主軸にしながら、版画やコラージュ、絵本、立体作品など、ジャンルの垣根を超え、近年に至るまで、その創作世界を大きくそしてより豊かに広げてきました。本展では、作家の長年にわたる多彩な活動を概観するとともに、柚木の最晩年の仕事となる新作もご紹介します。また、ゆかりの深い国内外の各都市をテーマにした特別展示によって、作家をめぐる旅へと誘います。
 「用の美」を掲げる民藝を出発点に、100歳を超えてなお、人生を愛し、楽しんだ、柚木沙弥郎の75年にわたる創作活動の全貌をご堪能ください。

展覧会情報

岩手会場 ※終了しました。

会期

2024年10月19日(土)~12月22日(日)

会場

岩手県立美術館
〒020-0866 岩手県盛岡市本宮字松幅 12-3

主催

岩手県立美術館、公益財団法人岩手県文化振興事業団

後援

一般社団法人岩手県芸術文化協会、岩手県商工会議所連合会、岩手日日新聞社、NHK盛岡放送局、IBC岩手放送、テレビ岩手、めんこいテレビ、岩手朝日テレビ、エフエム岩手、ラヂオ・もりおか、岩手ケーブルテレビジョン、情報紙ゆうゆう

制作協力

NHKプロモーション

その他の展覧会情報