田中一村展
展覧会概要
本展は、一村の神童と称された幼年期から、終焉の地である奄美大島で描かれた最晩年の作品まで、絵画作品を中心に、スケッチ・工芸品・資料を含めた250件を超える作品で、その全貌をご紹介する大回顧展です。世俗的な栄達とは無縁な中で、全身全霊をかけて「描くこと」に取り組んだ一村の生涯は、「不屈の情熱の軌跡」といえるものでした。自然を主題とする澄んだ光にあふれた絵画は、その情熱の結晶であり、静かで落ち着いた雰囲気のなかに、消えることのない、彼の魂の輝きをも宿しているかのようです。
本展は、奄美の田中一村記念美術館の所蔵品をはじめ、代表作を網羅する決定版であり、近年発見された資料を多数含む構成により、この稀にみる画家の真髄に迫り、「生きる糧」としての芸術の深みにふれていただこうとする試みです。
展示空間の中で、一村が魅了された奄美の自然を高精細映像で紹介します。また、会期中に奄美の文化を紹介する関連イベントも実施します。是非お越しください!
展覧会情報
会期
2024年9月19日(木)~12月1日(日)
会場
東京都美術館
〒110-0007 東京都台東区上野公園8-36
開室時間
9時30分~17時30分
金曜日は9時30分~20時
※入室は閉室の30分前まで
休室日
月曜日、9月24日(火)、10月15日(火)、11月5日(火)
※ただし、9月23日(月・休)、10月14日(月・祝)、11月4日(月・休)は開室
主催
公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都美術館、
鹿児島県奄美パーク 田中一村記念美術館、NHK、NHKプロモーション、日本経済新聞社
協賛
DNP大日本印刷、日本典礼
特別協力
千葉市美術館
協力
ANA、Peach
監修
松尾知子(千葉市美術館 副館長)
お問い合わせ
050-5541-8600(ハローダイヤル)