小野賢章×細谷佳正 朗読劇 THE CLASSIC ~「平家物語」「犬王の巻」の世界~<終了しました>

公演概要

声優×京都×古典文学

人気実力派声優・小野賢章と細谷佳正が、京都の名刹・西本願寺の国宝「鴻の間」にて、
長い歴史を経て今なお読み継がれる不朽の古典文学に新たな魂を吹き込みます。

 本公演は、人気実力派声優の小野賢章と細谷佳正が、江戸時代初期の寛永年間(1624~44年)に造立され豪壮華麗な障壁画や彫刻で装飾されている西本願寺内の国宝「鴻の間」という特別な場所で、「日本の古典文学」をテーマにして行う1日限りの朗読劇です。不朽の古典文学である「平家物語」や、先日公開された映画「犬王」の原作ともなった古川日出男著「平家物語 犬王の巻」の要素も取り入れ、幅広い年齢層の方々に古典文学を楽しんでいただく場を目指します。また、朗読会の後には今回の公演についての出演者によるトークセッションも予定しています。
 「平家物語」が書かれた時代は、疫病や地震、源平の戦など個人の力では抗い難い「厄災」に見舞われた時代でした。そして2022年の日本、大地震や大雨などの自然災害、コロナウイルス等の疫病、世界中で止まない戦―。科学や医療等の技術が発達した現代においても、私たちは様々な「厄災」に見舞われ続けています。そんな今だからこそ「日本の古典文学」を通して、先人の「生きる知恵」や、「美しい日本語」といった日本の文化に触れる機会が必要ではないでしょうか。小野賢章と細谷佳正による特別な場所で行われる1日限りの本公演に、どうぞご期待ください。

公演情報

日時

2022年10月30日(日)
【1回目】13:00開場/13:30開演 【2回目】16:00開場/16:30開演
 公演時間 約1時間30分  途中休憩を予定しています

会場

龍谷山本願寺(西本願寺) 国宝「鴻の間」

出演

小野賢章
細谷佳正

主催

小野賢章×細谷佳正 朗読劇 THE CLASSIC 実行委員会

後援

京都市、古典の日推進委員会、NHK京都放送局

協力

京都市メディア支援センター

協賛

サーモス株式会社

文化庁「ARTS for the future! 2」補助対象事業

原作

・池澤夏樹=個人編集 日本文学全集09『平家物語』 古川日出男訳 [河出書房新社]
・『平家物語 犬王の巻』 古川日出男著 [河出文庫]

古川日出男(フルカワ ヒデオ)

小説家。1966年生まれ、福島県出身。1998年、長篇小説『13』でデビュー。第4作となる『アラビアの夜の種族』(2001年)で日本推理作家協会賞と日本SF大賞をダブル受賞。『LOVE』(2005年)で三島由紀夫賞、『女たち三百人の裏切りの書』(2015年)で野間文芸新人賞と読売文学賞をダブル受賞。2016年、池澤夏樹=個人編集「日本文学全集」第9巻『平家物語』の現代語全訳を手掛ける。2017年に『平家物語 犬王の巻』を発表。その他の著書に「おおきな森」「曼陀羅華X」「ゼロエフ」などがある。

出演者・会場情報

小野賢章(オノ ケンショウ)

声優・俳優。1989年10月5日生まれ、福岡県出身。子役から活動を開始し、映画 『ハリー・ポッター』 シリーズのハリー役の吹替をきっかけに、声優としてアニメ『黒子のバスケ』(黒子テツヤ役)、『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風』(ジョルノ・ジョバァーナ役)、『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』(ハサウェイ・ノア役)などに出演。2021年度、第16回声優アワード主演男優賞受賞。

細谷佳正(ホソヤ ヨシマサ)

声優。2月10日生まれ、広島県出身。主な出演作品は、『クレヨンしんちゃん』野原せまし役、『風都探偵』左翔太郎役、『進撃の巨人』ライナー・ブラウン役、『FBI:インターナショナル』スコット・フォレスター役など。2014・16年度、第8回・10回声優アワード助演男優賞受賞。2022年2月に自身で執筆したフォトエッセイ『アップデート』(宝島社)を発売。

龍谷山本願寺(西本願寺) 国宝「鴻の間」

本願寺の書院では一番規模の大きい広間で、上段正面の欄間に雲間を飛ぶ鴻の透かし彫りがあることから、鴻の間とも呼ばれている。構成は上段と下段からなり、下段は一六二畳敷の広大な座敷で、二列の柱で三つに分けられており、上段中央には間口の広い床、左端に帳台構、右端の上々段に違棚、付書院を配して、正面に一列に並べているのは御堂の形式を模したもので、西本願寺独特の意匠といわれている。

その他のステージイベント情報

展覧会図録