赤十字シンポジウム2018 世界の防災力を高める~キーワードはレジリエンス~<終了しました>
イベント概要
「赤十字シンポジウム」は、日本赤十字社を通じた国際救援活動や開発協力事業などについて考えることを目的に、毎年「NHK海外たすけあい」の関連事業として開催しています。
今回の赤十字シンポジウムでは、赤十字が国際的に展開しているキャンペーン「レジリエンスのための10億人の連帯」をキーワードに、いつ誰に降りかかるかわからない災害に対して地域やコミュニティ、そして一人ひとりの住民が強靭な対応力を持つために日ごろから必要な姿勢や対策を、日本と世界の様々な災害支援の具体例を検証することから探ります。
イベント情報
日時
2018年11月3日(土・祝)
開場/午後1時30分 開演/午後2時00分 終演/午後4時00分(予定)
会場
表参道ヒルズ スペース オー
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前4-12-10 表参道ヒルズ本館 地下3階
主催
日本赤十字社、NHK
後援予定
外務省、厚生労働省、NHK厚生文化事業団
協力予定
赤十字国際委員会、日本看護協会、商店街振興組合原宿表参道欅会
出演者
●コーディネーター
山﨑 登(やまざき のぼる)
国士館大学 防災・救急救助総合研究所 教授
1954年長野県大町市生まれ、1976年NHK入局。盛岡、佐賀、長野局で勤務。
1988年東京の報道局社会部の災害担当記者となり、地域防災のあり方や、大規模災害に現場を多く取材。
2000年NHK解説委員、自然災害・防災担当。2009年NHK解説副委員長。
これまでにイラン地震、阪神・淡路大震災、台湾地震、有珠山噴火、三宅島噴火、東海豪雨災害、新潟県中越地震、ニューオリンズのハリケーン災害、東日本大震災、熊本地震などを取材。2015年、平成27年防災功労者防災担当大臣表彰受賞。
2017年10月より国士館大学防災・救急救助総合研究所教授。
【著書】「防災から減災へ~東日本大震災の取材ノートから~」「地域防災力を高める」等
●パネリスト
池上 三喜子(いけがみ みきこ)
公益財団法人 市民防災研究所 理事
「私たち市民一人ひとりが震災や火災から生命と暮らしを守るため、身のまわりを見直して工夫と実行を」を使命として市民防災研究所活動に従事、1993年理事・特別研究員就任。
釧路沖地震、東海豪雨等秋風前線と台風14号による大雨、宮城県沖地震、新潟県中越地震、常総市鬼怒川水害、災害事例調査に関わる。阪神・淡路大震災、東日本大震災などでは、女性の視点を活かした減災対策に従事。東京都防災会議委員、国土交通省「無電柱化推進のあり方検討委員会」委員。2010年、平成22年防災功労者防災担当大臣表彰を受賞。
2018年東京都「女性視点の防災ブック」編集・検討委員長を務める 。
西川 智(にしかわ さとる)
名古屋大学 減災連携研究センター 教授
1982年国土庁入庁後、国土庁防災局、国連人道問題局、アジア防災センター所長、内閣府参事官(災害予防・広報・国際防災協力)、国土交通省水資源政策課長、水資源機構理事などを歴任。雲仙普賢岳噴火、インドネシア・フローレス島地震津波、インド・マハラシュトラ地震、阪神・淡路大震災、新潟県中越地震、インド洋津波、佐呂間町竜巻などに対応。2005年1月国連防災世界会議を担当し、兵庫行動枠組み(HFA) とりまとめに尽力。2005年8月中央防災会議BCPガイドライン、2006年7月には日・インドネシア防災に関する共同委員会をとりまとめ。
2011年世界経済フォーラムGlobal Agenda Council on Catastrophic Risk座長。
2015年第3 回国連防災世界会議準備のための国連諮問委員、地域安全学会理事、事業継続推進機構理事、日本学術会議特任連携会員。
野口 健(のぐち けん)
アルピニスト
1973年米国生まれ。幼少期をニューヨークやサウジアラビアで過ごす。高等時代に登山を始め、1999年エベレストに登頂、7大陸最高峰世界最年少登頂記録を25歳で樹立。2000年からはエベレストや富士山での清掃活動を開始。2001年に、ヒマラヤで遭難したシェルパの遺族を補償するための基金を設立、シェルパの子女への教育援助を行う。2015年ヒマラヤ遠征中にネパール大震災に遭遇。すぐに「ヒマラヤ大震災基金」を立ち上げ、支援活動を行う。2016年熊本地震が発生した際にテント支援を立ち上げ熊本県益城町にテント村を開設。このテント村を運営した経験を元に、自治体などに向けて災害時の避難所のあり方についても提言を続けている。界各国の演奏家に親しまれている。
喜田 たろう(きた たろう)
大阪赤十字病院 国際医療救援部 課長
臨床検査技師。2002年、スーダン紛争犠牲者救援に臨床検査技師として派遣され、2005年以降、パキスタン、ケニア、ジンバブエ、中国などでの救援事業において、連絡調整や医療チームの管理業務に携わった。2010年のパキスタン洪水、同年のハイチ・コレラ禍、2017年から支援が開始されたバングラデシュ南部避難民救援事業において、チームリーダーとして現場での指揮を執った。
東ティモール赤十字社組織強化事業、ケニア地域保健強化事業などにおいて事業管理を担当し、現地赤十字社や職員、ボランティアの能力強化を通じた被支援コミュニティのレジリエンスの向上を推進してきた。