Saturday Classics Mariko Senju 千住真理子 珠玉のコンチェルト<終了しました>
~還暦に奏でる~
信じられない。そんなに生きただろうか?私が還暦だなんて、恐ろしい。
2歳3ヶ月でヴァイオリンを手に取り、それからはひたすら走って走って、走り続けてきたヴァイオリン人生。
山も谷も越えて泥だらけになり、時に遭難して苦しみに泣き、時折喜びに笑う一筋の細道。
ストラディヴァリウスのデュランティという相棒が出来てから、私はますますひたむきにヴァイオリンを愛してきた。
苦しんでよかった。悩んでよかった。デュランティでこの音を出す為に、必要だった経験だった。
今日、この日、一期一会の音を聴いて下さる貴方の為に、私の生命の花を咲かせたい。
千住真理子 寅
公演情報
日時
2022年6月11日(土)14:00開演(13:15開場/16:00終演予定)
※千住真理子プレトーク(予定) 13:30~13:45
会場
Bunkamuraオーチャードホール
〒150-8507 東京都渋谷区道玄坂2-24-1
出演
ヴァイオリン/千住真理子
指揮/岩村力
管弦楽/東京フィルハーモニー交響楽団
曲目
千住明:
ヴァイオリンとストリングオーケストラの為の「ララバイ」
ヴァイオリン協奏曲「リターン・トゥザ・フォレスト」
ヴァイオリンとストリングオーケストラの為の「四季」から 春 夏
ヴィヴァルディ:
ヴァイオリン協奏曲集「四季」から 春 夏
ショーソン:
詩曲
メンデルスゾーン:
ヴァイオリン協奏曲 ホ短調
主催
NHKプロモーション
出演者プロフィール
千住真理子(ヴァイオリン)
2歳半よりヴァイオリンを始める。全日本学生音楽コンクール小学生の部全国1位。NHK交響楽団と共演し12歳でデビュー。日本音楽コンクールに最年少15歳で優勝、レウカディア賞受賞。パガニーニ国際コンクールに最年少で入賞。
2002年秋、ストラディヴァリウス「デュランティ」との運命的な出会いを果たし、話題となる。2020年は近年発見されたイザイの未完のソナタを新たに録音し、その楽曲を加えたイザイ無伴奏ソナタ全曲「心の叫び」〈完全版〉を再リリース。春には「ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集 Vol.2」をリリースした。またデビュー45周年を迎え、各地で記念演奏会を行う。2021年7月に最新アルバム「蛍の光~ピースフル・メロディ」をリリース。
コンサート活動以外にも、講演会やラジオのパーソナリティを務めるなど、多岐に亘り活躍。また、チャリティーコンサート等、社会活動にも関心を寄せている。著書は「聞いて、ヴァイオリンの詩」(時事通信社、文藝春秋社文春文庫)母との共著「母と娘の協奏曲」(時事通信社)など多数。
「ワールドネットワーク~世界はいま」「趣味悠々」「ハートネットTV」への出演、「ほんまもん」「風林火山紀行」「雪の女王(アンデルセン)」での演奏などNHKとのかかわりも多い。
岩村力(指揮)
早稲田大学理工学部電子通信学科、および桐朋学園大学演奏学科を卒業。マスタープレイヤーズ指揮者コンクール優勝ほか、数多くのコンクールにて入賞。これまでにハンガリー響、N響等内外のオーケストラを指揮し高い評価を得ている。
また07年にはアルゲリッチの要請により、イタリア/コルティナにてパドヴァ室内管弦楽団と共演し国際的に活躍。11年以降は国内オーケストラの定期演奏会にて、日本人作曲家の作品を取り上げ高い評価を博す。2015年、兵庫県功労者表彰(文化功労)受賞。
2000-07年NHK交響楽団アシスタントコンダクター
2010年より兵庫芸術文化センター管弦楽団レジデント・コンダクター
東京フィルハーモニー交響楽団(管弦楽)
1911年創立。メンバー約160名、シンフォニーオーケストラと劇場オーケストラの両機能を併せもつ。名誉音楽監督チョン・ミョンフン、首席指揮者アンドレア・バッティストーニ、特別客演指揮者ミハイル・プレトニョフ。自主公演、新国立劇場他でのオペラ・バレエ演奏、NHK名曲アルバムやNHKニューイヤーオペラコンサート等での放送演奏など、高水準の演奏活動を展開。海外公演も積極的に行う。1989年からBunkamuraオーチャードホールとフランチャイズ契約を結んだ。東京都文京区、千葉県千葉市、長野県軽井沢町、新潟県長岡市と事業提携を結んでいる。