第174回 NTT東日本 N響コンサート<終了しました>
公演概要
~世界が驚嘆する天才ソリストとの共演~
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲
~大編成のオーケストラとパイプオルガンによる絢爛豪華なシンフォニック・サウンド~
サン・サーンス:交響曲第3番(オルガン付き)
一流の演奏を低料金でお届けし、毎年大好評を博している「NTT東日本 N響コンサート」。第174回を迎える今回は、「世界が驚嘆する才能」と称賛される服部百音をソリストに迎えます。若き天才ヴァイオリニストは1999年生まれ。
8歳より名教師ザハール・ブロンに師事、2009年にリピンスキ・ヴィエニャフスキ国際ヴァイオリンコンクールジュニア部門で史上最年少第1位および特別賞を受賞してその輝かしいキャリアをスタートさせて以来、世界の名だたる国際ヴァイオリンコンクールで次々とグランプリを受賞、快進撃を続けています。
世界を驚かせたデビュー以来、世界中で著名オーケストラとの共演やリサイタルを行っており、若干10代にして既に日本が世界に誇るヴァイオリニストとして活躍しています。
指揮には、円熟期を迎えてなお斬新な企画とエネルギッシュな活躍で、ジャンルを超えた人気を誇る井上道義を迎えます。カリスマ的人気ベテラン指揮者と若き逸材との共演で、熱いステージが期待されます。
今回は、「絢爛たるオーケストラ・サウンド」をお楽しみいただくプログラムです。前半はチャイコフスキー。華やかな大舞踏会の場面で有名な「エフゲニー・オネーギンのポロネーズ」に続き、世界3大ヴァイオリン協奏曲の一つに数えられる名曲、ヴァイオリン協奏曲ニ長調を。そして後半は、ピアノやパイプオルガンまで使った絢爛豪華なオーケストラ・サウンドが大迫力で押し寄せるサン・サーンスの名作、交響曲第3番をお送りします。
出演者・プログラム共に、クラシック・ビギナーからマニアまで、どなたにもお楽しみいただける内容でお届けします。
公演情報
日時
2017年11月1日(水)
開場:18:30 開演:19:00
会場
東京オペラシティコンサートホール:タケミツメモリアル
〒163-1403 東京都新宿区西新宿3-20-2
主催
NTT東日本
出演者プロフィール
井上 道義(指揮)
1946年東京生まれ。桐朋学園大学にて齋藤秀雄氏に師事。1971年ミラノ・スカラ座主催グィド・カンテルリ指揮者コンクールに優勝して以来、一躍内外の注目を集め、録音をはじめ世界的な活躍を開始する。1976年日本フィルハーモニー交響楽団の定期演奏会で日本デビュー。1977年から1982年までニュージーランド国立交響楽団の首席客演指揮者、1983年から1988年まで新日本フィルハーモニー交響楽団の音楽監督、1990年から1998年まで京都市交響楽団の音楽監督&常任指揮者、2014年から2017年まで大阪フィルハーモニー交響楽団の首席指揮者を歴任、各所にて斬新な企画と豊かな音楽性で注目を浴びている。
1993年にはシカゴ交響楽団にラファエル・クーベリックの代役として定期公演に登場、好評を持って迎えられたために、1994年10月にも再び定期演奏会に招かれた。またロイヤル・フィルも定期的に指揮している。そのほか、ベルリン(RIAS)、ハンブルク(NDR)、シュトゥットガルト(SDR)、バーデン・バーデン(SWDR)の各放送交響楽団、ケルン・ギュルツニッヒ管、ミュンヘン・フィル、ドレスデン・フィル、スカラ・フィル、レニングラード響、フランス国立管、フランス国立ロワール管、リール国立響、ブタペスト祝祭管、ハンガリー国立管、ルーマニア国立放送響、ボルティモア響、KBS響、台北国家響、および、ベネズレラ、オーストラリア、に登場している。
1999年から2000年にかけて、マーラーの交響曲全曲演奏会を10回シリーズで、新日本フィルハーモニー交響楽団とすみだトリフォニーホールにて行い、「日本におけるマーラー演奏の最高水準」と高く評価された。2007年、日露5つのオーケストラとともに「日露友好ショスタコーヴィチ交響曲全曲演奏プロジェクト」を東京・日比谷公会堂にて開催(2017年2月、同プロジェクトを収録した「ショスタコーヴィチ交響曲全集 at 日比谷公会堂」BOXをリリース。)、2013年 にはサンクトペテルブルク交響楽団と日本国内ツアーを実施し音楽・企画の両面で大きな成功を収めた。
2007年よりオーケストラ・アンサンブル金沢音楽監督、ならびに石川県立音楽堂アーティスティック・アドバイザーを務めている。2014年4月病に倒れるが、同年10月に復帰。2015年、全国共同制作オペラ「フィガロの結婚」(野田秀樹演出)を総監督として指揮し、10都市14公演の巡回公演を大成功へと導いた。
1990年ザ・シンフォニーホール「国際音楽賞・クリスタル賞」、1991年「第9回中島健蔵音楽賞」1998年「フランス政府芸術文芸勲章(シュヴァリエ賞)」、2009年「第6回三菱UFJ信託音楽賞奨励賞(歌劇イリス)」、2010年「平成22年京都市文化功労者」、社団法人企業メセナ協議会「音もてなし賞(京都ブライトンホテル・リレー音楽祭)」、2016年「渡邊暁雄基金特別賞」、「東燃ゼネラル音楽賞」を受賞。
自宅にアヒルを飼っていた。
服部 百音(はっとり もね)
1999年生まれ。5歳よりヴァイオリンを始め8歳よりザハール・ブロン氏に師事。2009年リピンスキ・ヴィエニャフスキ国際ヴァイオリン・コンクールのジュニア部門で史上最年少第1位及び特別賞を受賞。
2013年にはノヴォシビルスク国際ヴァイオリン・コンクールで最年少グランプリ、2015年ボリス・ゴールドシュタイン国際ヴァイオリン・コンクールでグランプリ受賞。国内外でリサイタルやオーケストラとの共演などを行っている。2015年にはウラディーミル・アシュケナージ指揮、EUユース管弦楽団とスイス及びイタリアで共演した。
17年第27回新日鐵住金音楽賞≪フレッシュアーティスト賞≫、岩谷時子≪Foundation for Youth≫を受賞。
使用楽器は上野製薬株式会社より貸与されているピエトロ・グァルネリ。
現在 ザハール・ブロン・アカデミー(スイス)に在籍。東京音楽大学付属高等学校特別特待奨学生。
NHK交響楽団
NHK交響楽団の歴史は、1926年10月5日にプロ・オーケストラとして結成された新交響楽団に遡る。その後、日本交響楽団の名称を経て、1951年に日本放送協会(NHK)の支援を受けることとなり、NHK交響楽団と改称。この間、ドイツからジョセフ・ローゼンストックを専任指揮者として迎え、日本を代表するオーケストラとしての基礎を築いた。演奏活動の根幹となる定期公演は1927年2月20日の 第1回予約演奏会に始まり、第2次大戦中も中断することなく続けられた。以来、今日に至るまで、ヘルベルト・フォン・カラヤン、エルネスト・アンセルメ、ヨーゼフ・カイルベルト、ロヴロ・フォン・マタチッチなど世界一流の指揮者を次々と招聘、また、話題のソリストたちと共演し、歴史的名演を残している。
2016年、創立90周年を迎えた。近年NHK交響楽団は、年間54回の定期公演をはじめ、全国各地で約120回のコンサートを開き、その演奏は、NHKのテレビ、FM放送で日本全国に放送されるとともに、国際放送を通じて欧米やアジアにも紹介されている。また、2013年8月にはザルツブルク音楽祭に初出演、2017年春にベルリン、ウィーンをはじめ、ヨーロッパ主要7都市で公演を行うなど、その活動ぶりと演奏は国際的にも
高い評価を得ている。現在N響が擁する指揮者陣は、首席指揮者パーヴォ・ヤルヴィ、名誉音楽監督シャルル・デュトワ、桂冠名誉指揮者ヘルベルト・ブロムシュテット、桂冠指揮者ウラディーミル・アシュケナージ、名誉客演指揮者アンドレ・プレヴィン、正指揮者 外山雄三、尾高忠明。