奇想の系譜展 江戸絵画ミラクルワールド<終了しました>
展覧会概要
美術史家・辻惟雄氏(1932~)が、1970年に著した『奇想の系譜』。そこに紹介されたのはそれまでまとまって書籍や展覧会で紹介されたことがない、因襲の殻を打ち破り意表を突く自由で斬新な発想で、非日常的な世界に誘われる絵画の数々でした。
それから半世紀近くたった現在では、かつては江戸時代絵画史の傍流とされてきた画家たちが、その現代に通じる革新性によって熱狂的ともいえる人気を集めています。
本展では『奇想の系譜』で取り上げられた6名の画家、岩佐又兵衛、狩野山雪、伊藤若冲、曽我蕭白、長沢芦雪、歌川国芳の他に白隠慧鶴、鈴木其一を加えました。
8名それぞれの画家の作品を厳選し、近年の「若冲ブーム」、「江戸絵画ブーム」、ひいては「日本美術ブーム」の実相をご存知の方にも、またこの展覧会ではじめて魅力的な作品に出会うことになる方にも、満足していただける内容を目指しました。
現代の私たちの目を通して、新たな「奇想の系譜」を発信することで、豊かな想像力、奇想天外な発想に満ちた江戸絵画の新たな魅力を紹介します。
展覧会情報
会期
2019年2月9日(土)~4月7日(日)
会場
東京都美術館
〒110-0007 東京都台東区上野公園8-36
主催
東京都美術館(公益財団法人東京都歴史文化財団)、日本経済新聞社、NHK、NHKプロモーション
共催
朝日新聞社
協賛
凸版印刷、トヨタ自動車、三井物産
企画協力
浅野研究所