ギュスターヴ・モロー展 サロメと宿命の女たち<終了しました>
展覧会概要
モローが描いた女性、一堂に会する。
象徴主義の巨匠ギュスターヴ・モロー(1826-1898)は、神話や聖書をテーマにした作品で知られています。産業の発展とともに、現実主義的、物質主義的な潮流にあった19世紀後半のフランスにおいて彼は、幻想的な内面世界を描くことで、真実を見いだそうとしました。本展は、そのようなモローが描いた女性像に焦点をあてた展覧会です。
出品作品は、パリのギュスターヴ・モロー美術館が所蔵する、洗礼者ヨハネの首の幻影を見るサロメを描いた名作《出現》や、貞節の象徴とされた幻獣を描いた《一角獣》を含む油彩、水彩、素描などによって構成されます。神話や聖書に登場する、男性を死へと導くファム・ファタル(宿命の女)としての女性、誘惑され破滅へと導かれる危うい存在としての女性、そしてモローが実生活において愛した母や恋人。展覧会では、彼女たちそれぞれの物語やモローとの関係を紐解いていき、新たな切り口でモロー芸術の創造の原点に迫ります。
展覧会情報
東京展
会期
2019年4月6日(土)~6月23日(日)
会場
パナソニック汐留美術館
〒105-8301 東京都港区東新橋1-5-1 パナソニック 東京汐留ビル 4階
主催
パナソニック汐留ミュージアム、NHK、NHKプロモーション、読売新聞社
後援
在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本、港区教育委員会
協賛
光村印刷
特別協力
ギュスターヴ・モロー美術館
協力
日本航空
大阪展
会期
2019年7月13日(土)~9月23日(月・祝)
会場
あべのハルカス美術館
〒545-6016 大阪府大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-43 あべのハルカス16F
主催
あべのハルカス美術館、読売テレビ、読売新聞社
後援
在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本
協賛
大和ハウス工業、光村印刷
特別協力
ギュスターヴ・モロー美術館
企画協力
NHKプロモーション
協力
日本航空
福岡展
会期
2019年10月1日(火)~11月24日(日)
会場
福岡市美術館
〒810-0051 福岡県福岡市中央区大濠公園1-6